プラレールアドバンスは2011年10月14日の鉄道の日に発売が開始されました。発売時は車両単品6種とセット品1種が用意され、以後ラインナップを拡大していきます。付番は本家プラレールに準じたもので、「AdvanceのS品番」ということでASとなっています。最大付番はAS-18までで、本家同様新製品が出ると置き換えられていく形式を取っています。
発売時の初期出荷分は、購入後すぐに遊べるようにエボルタ電池1本が特典として同梱されていました。2011年に発生したタイ洪水により、初回ロットの発売後はしばらく店頭から姿を消していましたが、2012年に入り生産ラインが復活。6月発売分から初回発売分も再販されるようになり、同時に箱も更新されています。
本家同様、無品番の製品も発売されています。
プラレールアドバンスの一番目となる車両単品は初代新幹線車両0系です。本家が現役の車両をS-01に置いていながらも、発売当時で引退から約3年が経過した0系を選択するあたり、ターゲットを大人に絞っているのがよく分かります。
モデルは最後まで残った編成の一つであるR61編成。中間車のうち1両をビュッフェ車にしてしまうのがやはりプラレールという感じですが、2両目の動力車と4両目の後尾車にはパンタカバーが表現されており、ここは本家よりも忠実です。種別と行先はさよなら運転時をモデルとしたのかひかり 博多となっています。
2013年10月24日に「AS-01 N700A新幹線」に置き換えられ絶版となったため、ACS対応車は存在しません。
AS-05 485系特急電車(2011年10月14日)
シリーズ初期の特急電車と言えばこれよ!とも言いたげなラインナップ。当時は本家にもありましたからね。ヘッドマークも本家同様に「雷鳥」です。中間車はモハユニットとなっています。
2013年10月24日発売の「EF510レッドサンダー」と置き換えられ、絶版となりました。
AS-05 EF510レッドサンダー(2013年10月24日)
アドバンス唯一の貨物列車が登場。本家でも製品化されているEF510形です。動力車である2両目を除き、コンテナは貨車から取り外しが可能です。コンテナのモデルは20ftタイプの30A形です。30A形は本家でも青いの18Dタイプ塗装ものと、下部が黒い19Aタイプ塗装のものが製品化されていますが、アドバンスでは単色塗りの1000番台仕様となりました。
AS-07 700系新幹線(2012年4月21日)
車両単品シリーズ第2弾として2012年4月21日に発売された6車種のうちの一つ。発売時はちょうど300系が引退したばかりの頃で、700系はまだまだ現役。製品化されて当然と言った車種でした。モデルは量産車第1号のC2編成。
2013年12月27日に「近鉄観光特急しまかぜ」と置き換わり絶版となったため、ACS対応車は存在しません。
AS-08 名鉄パノラマカー(2012年4月21日)
誰もが知る名鉄パノラマカーです。引退からしばらく経っていたとは言え、やはり名鉄と言えばこれでしょうと言わんばかりに製品化されました。モデルとなった7011Fは引退直前に特急仕様であることを表す白い帯を巻いた「白帯車」を復元した姿で運行されていた編成になります。この7011Fはパノラマカー定期運用終了後もイベント用車両として残されていましたが、2009年8月30日の運行を最後に引退しています。
2014年6月12日に「C57 1号機SLやまぐち号」に置き換えられ絶版。
AS-08 C57 1号機SLやまぐち号(2014年6月12日)
「名鉄パノラマカー」の置き換えとして発売されたやまぐち号。同年10月にACSの発売を控えており、箱も当初からACS対応車であることを明記したデザインとなっています。初期出荷分は「専用ACSユニットは2014年秋発売予定!」とのステッカーを貼って対応されています。
小さいながらもロッドが動く優れものです。Nゲージのように複雑なピストン運動は再現されず固定状態ではありますが。集煙装置が付属します。
AS-09 700系新幹線ひかりレールスター(2012年4月21日)
これも出て当然というラインナップ。特にコメントすることもありません。2013年8月3日発売の「EF510 寝台特急カシオペア」に置き換えられ絶版となりました。
AS-10 N700系新幹線 みずほ・さくら(2012年4月21日)
九州新幹線用でJR西日本が保有するN700系7000番台です。モデルは先行量産車のS1編成。中間車は実車の2号車と5号車が選ばれています。グリーン・普通合造車の766形なら編成中のアクセントになったと思いますが、なんの変哲もない組み合わせとなりました。実車ではパンタカバーが車体と同色となっていますが、何故かアドバンスではノーマルのN700系と同じくグレーに塗装されてしまっています。
2014年12月26日にACS対応の「みずほ・さくら」に置き換えられ絶版。
AS-11 E233系京浜東北線(2012年4月21日)
最初に投入された中央線仕様より先に製品化された京浜東北線のE233系。山手線のE231系500番台が初期の製品として存在していたので、並走区間を走る車両として選ばれたものと思われます。2014年12月26日にACS対応のものと置き換わっています。
AS-12 100系新幹線(2012年4月21日)
引退から約1ヶ月、話題性ホヤホヤの段階で発売されたプラレールとしては見事な造型の100系。デカいJRマークが嬉しい民営化後の仕様です。2012年当時はアドバンス自体が既存のプラレールファンからはあまり見向きされていませんでしたが、この100系が出るや否や「本家の方もカッコいい造型に作り直してくれ!」「もしやアドバンスの造型をベースに今のプラレールもリニューアルされるのでは?」との声が続出しましたが、そんな事はありませんでした。ちょうどひと月前、中間車を新規設計したもののベースは1985年発売当時のままだった「100系新幹線ダブルセット」が発売されたばかりだったので尚のことです。
モデルはJR西日本保有の「グランドひかり」として知られるV1編成。「つい最近までK編成が走ってたのに」や「ダブルデッカー4両連結がカッコいいV編成なのにオール平屋かい」とお思いの方もいたかもしれません。これじゃP編成ですよね。
2013年8月3日発売の「京成スカイライナー」に置き換えられ絶版。
AS-14 165系急行電車(連結仕様)(2012年9月29日)
100系に続き、「これが出来るなら何故本家では!」という声が続出した165系。先頭車と中間車でクーラーを作り分け、グリーン車も組み込むというなかなかの意欲作でした。実車が柔軟な運用を組んでいたのを反映してか、連結パーツ付きの製品の一つとして発売されています。前面種別幕上まで滑り止めがかかっているJR東海仕様なので、モデルは急行東海かと思われます。
クモハ165-108は美濃太田での保管を経て、サロ165-106は浜松工場での保管を経てリニア・鉄道館に展示されています。モハ164-72も美濃太田で保管されていましたが、先の2両をリニア・鉄道館に移設する際に解体されてしまいました。クモハ165-108・モハ164-72は神領電車区に配置されT8編成を組んでいた車両ですが、クハ165-31はT9編成に組み込まれており、廃車時期も異なります。31はクハ165の中では唯一のデカ目ライトだったので、型の流用の都合上で選ばれたのでしょう。サロ165-106も急行東海用のK1編成に組み込まれていたものなので、この製品の編成を見るとちぐはぐもいいところですが、プラレールなので気にしてはいけませんね。
2015年7月16日発売のACS対応「D51 200号機」に置き換えられ絶版。
AS-16 E4系新幹線Max(連結仕様)(2012年12月28日)
当時の新幹線ラインナップと言えばやはりこれでしょう。今となっては黄色帯が懐かしいE4系です。モデルはP1編成。発売後の2014年から塗装変更が始まり、後にこの黄色帯の姿は消滅しています。
2015年11月5日に発売されたピンク帯でACS対応の「E4系新幹線」に置き換えられ絶版。
AS-17 200系新幹線(連結仕様)(2012年12月28日)
100系・165系に続き、「これが出来るなら...」の声が聞かれた製品。発売当時に最後の活躍を見せていたK47編成がモデルです。連結仕様となっていますが、実際のK編成は単独運用向けの編成だったので、箱写真のような連結は見られませんでした。200系はこのK47編成で運行された2013年4月14日のさよなら運転をもって全廃されています。
製品の先頭車である221-1510は引退後に新津鉄道資料館で保存されています。アドバンスの単品としては比較的長い間ラインナップに載っていましたが、2016年6月23日に「E235系山手線」に置き換えられて絶版となりました。
AS-17 E235系山手線(2016年6月23日)
200系の置き換えとして発売されたE235系。本家プラレール「いっぱいつなごう E235系山手線」よりも約1ヶ月早く発売されています。末期の製品なのであまり出回っていない印象です。
AS-18 E233系中央線(2012年12月28日)
ラインナップとして非常に普遍的なE233系中央線。モデルは10両編成トップナンバーのT1編成です。実車は2025年1月にグリーン車2両が組み込まれ、12両編成となって走っています。
2015年4月23日発売の「E233系湘南色」に置き換えられ絶版。
スペシャルエディション(無品番)
本家で「たのしい列車シリーズ」に当たると思われる、SPECIAL EDITIONシリーズ。通常品の色違いがメインのラインナップです。「500 TYPE EVA」のように無品番ながらSPECIAL EDITION扱いされていない製品もあります。
E231系500番台 みどりの山手線(2013年4月12日)
2013年1月16日から12月28日までの約1年間に渡り運行されていた「みどりの山手線」です。本家プラレールでも4月25日に「ぼくもだいすき!たのしい列車シリーズ」の一つとして発売されています。1編成しか存在しないラッピング車だからか、箱写真が通常仕様との並びとなってるのがイカします。
EF510 寝台特急カシオペア(北斗星色)(2013年8月3日)
時たま北斗星色のEF510がカシオペアを牽引することがあったのを反映した製品。寝台特急牽引用のEF510はカシオペア色よりも北斗星色の方が在籍数が多かったため、どちらかと言えば北斗星色で牽引されるパターンがよく見られた覚えがあります。館長が上野をフラついている時に遭遇したカシオペアも北斗星色牽引でした。
本家でも「EF510寝台車ダブルセット」として同じコンセプトの製品が発売されています。
ACS付番
ACS-01 IRコントロールユニット(2013年8月3日)
遠隔操作用のユニット単品。対応する車両を買って載せ替えれば好きな車両を操作できます。受信ユニットと動力ユニットの2両構成となっています。
買ってすぐに遊べるよう、架空デザインの通勤電車である「オリジナルボディ」も付属します。